アットデンタル トップページ > 姿勢が悪くなると噛み合わせも悪くなる

カラダのゆがみと噛み合わせは密接に関係している!

渋谷区の笠茂歯科医院 笠茂享久

「姿勢は心まで現します。心の問題は姿勢に現れます。姿勢の問題は口腔に現れます。」と語ってくれたのが、噛み合わせの権威である東京・渋谷の笠茂歯科医院 笠茂亨久先生。
最近、歯に対する意識は高まっていますが、その関心はほとんどが歯並びや歯の白さ、口臭など審美的な要素ばかりですが、姿勢と噛みあわせに大きく関係があることをご存知でしょうか?

最近、顎が開きずらく、ガクガクと音が鳴るんです・・・

あごが痛い・口が開きづらい・ガクガク音がなる

もしかしたら、顎関節症かもしれませんね。
近年、顎関節症の患者さんが非常に多く、私の歯科医院にも多くの患者さんがいらっしゃいます。
昔は、若い方から高齢者まで幅広い方が多かったのですが、最近は時に20~40歳ぐらいまでの女性が多くなってきています。
顎関節症はさまざまな症状が重なり合って現れる場合があります。主にあごに痛みがある、あごを動かすと音がする(関節雑音)、口が開きずらい(開口障害)また、肩こりや頭痛、耳鳴りなどその他の障害などといった症状があり、ひとつではなく、複数重なって現れるのです。

あごを動かすときに音がガクガク、ギリギリ、ジャリジャリ、ミシミシなどの音がなることをクレピタス音といいます。
人によっては口を閉じるときにも同様の音がなったりもします。よくお口を大きく開けたときに「ガクン」と音がなりませんか?これは、関節円板といわれる顎関節を構成している上あごと下あごの骨の間に介在している組織にあります。関節円板は下あごの骨の関節部分(下顎頭)に帽子をかぶるように乗っていますが、何らかの原因で噛み合わせがズレた状態で口を大きく開けると音が「ガクン」となるのです。顎関節症のクリック音といわれています。
また、正常な人は指三本ぐらい縦にしたぐらい(40~50mm)は口が開くのが通常なのですが、それ以下の場合は開口障害が考えられます。

猫背で姿勢が悪いとよく言われますが、関係があるのですか?

結論から言うと、姿勢の悪さは、噛みあわせのズレと直結します。猫背になると頭の重心は前に行きます。当然、仙骨は後ろに傾きます。頚椎や骨盤に不自然な負担がかかり、口の周りは言うまでもなく、全身あちこちの筋肉が過緊張を起こします。人間は二足歩行になる過程で、あごを引いて、重力に対して最小限の力力で立ち、歩けるようにしているのです。あごを突き出すと、自然と口が開いてしまいますが、これでは口のトラブルを誘発しているようなものです。
常に口が開いた状態になると、口の中が乾き、細菌の繁殖地になります。人間は口を閉じていれば、日に1~1.5リットルの唾液が分泌されます。抗菌、殺菌の浄化作用が働きます。また、唾液には歯のエナメル質にカルシウム、リンが沈着するのを助け、歯を守る働きをしてくれます。

渋谷区の笠茂歯科医院 笠茂享久 最近の子供たちを見ると大変気になるのは、姿勢の悪さで、半開きの口でテレビを見たり、ゲームをしたり、しまいには猫背で丸まって携帯やスマホをいじっている時もあごを突き出しているのを見受けられます。このような姿勢の悪さや猫背の人は子供に限ったことでもありません。大人の方でも電車の中で足を組んで携帯やスマホをやっている人を見ると、「これではキチンと物を噛んでいないだろうなぁ~」と感じます。
物を噛むと言う作業は口の中だけ行っているわけではありません。
力というの作用と反作用で起こるもので、キチンと噛むには、足と腰がしっかり定まっていなければなりません。噛み合わせは、姿勢と密接な関係があるのです。

顔がゆがんでいるのは顎関節症のせい?

顔の左右対称がきれいな顔立ちは美男美女の条件の一つであるとも言われていますが、左右の目の開きが違う、片側の頬が膨らんでいる、目じりの高さが左右異なる等の顔のゆがみは、たいてい咬合の問題からくるものです。
噛み合わせが悪いと歯があっても噛めていない人が多くいます。きちんと噛めていない歯があると残りの歯や顎にも負担がかかります。人によっては頭痛やめまい、肩こりなどの症状が起こる方もいます。そして、噛み合わせが悪いと顔の表情へも影響してきます。お口の周りには筋肉がたくさんあり、良く噛んでない人は、顔の皮膚や筋肉がたるみやすくなってきます。

例えば、お煎餅のような固いものを噛む時、人間は自然に噛んだ側の目を細めませんか?
噛むと言う動きは顔面の筋肉と密接に連動しています。硬いものを噛むような一時的な荷重なら問題ありませんが、いつも同じ側で物を噛むといった「噛み癖」があると口腔内の筋肉にねじれや凝り、連れなどが生じて過緊張を起こします。
右ばかり噛む癖があると、右の頬の筋肉が緊張してねじれ込みます。すると、頬骨が出っ張ります。それが慢性的になると顔にあらわれます。

また普段の生活習慣で、頬杖や寝ているときいつも同じ方向で横向きの姿勢で寝ている方、かばんをいつも決まった片側でかばんをかけている、足を組んで坐る癖なども噛み合わせはずれていきます。
ぜひ下記の顔の歪みチェックをしてみてください。きっと噛みあわせのズレも簡単にわかりますよ。

顔のゆがみチェック表

噛むことは、どんなことに影響されますか

渋谷区の笠茂歯科医院 笠茂享久

口腔の刺激は脳の細胞を活性化します。
咀嚼は「頭をよくする」とか「ボケ防止」などといったことを良く耳にすると思います。それは口腔が脳の感覚野と深くかかわっているからです。
よく噛むことは食べ物をよく味わうことでもあります、甘い、しょっぱい、すっぱい、辛いなどの味覚、さくさく、しゃきしゃき、プチプチ、もちもちなどのさまざまな食感、噛んだときの「歯ごたえ」など複雑で豊かな刺激を感じつつ食べると脳へ莫大な信号が送られるからです。
咀嚼が大事だというと、時々、よく味わいもせず機械的に何十回噛めばいいと考えますが、それでは効果が半減します。ただ噛めばいいというものではなく、よく噛み、よく味わって、楽しんで食べることが、口腔全体の刺激を脳に行き渡らせるコツなのです。「噛めば噛むほど味が出る」酔うな食べ物だと、噛む喜びが倍増します。
そして咀嚼には、大脳への覚醒作用があります。よく噛むと非常に広範囲にわたって脳へ刺激が届き、十分リラックスした覚醒状態を示すアルファ派が出現することがさまざまな研究で確認されています。このようなリラックスした状態を持ちつつ高い覚醒状態にあると、人間は集中力がもっとも発揮されます。かむことの脳への刺激は当然、記憶力も向上させます。

事故や病気でさまざまな理由で歯をすでに何本か失ってしまっている方、入れ歯などの不便さで毎日悩まれている方などよく噛む事ができないと感じている方もいることでしょう。しかし、決して諦めないでほしいと思います。
寝たきりの病気の人が、よく噛むこと、よく食べることで、歩くことまで回復された方もいます。また、噛む事で唾液の分泌力がよくなり、若返りホルモンと呼ばれる分泌され、肌の色や角質など老化を防ぐ効果もあります。
噛む事が生きる力と直結していることを改めて感じられます。心と内臓と容器としての身体、この三つはどれがゆがんでもバランスを崩していきます。容器のねじれをとればよく噛め、よくか見れば内臓は活性化し、心は安定する。その調整の鍵を握るのが咬合なのです。噛む事は生きることであり、生命としての活力の源です。

笠茂先生の歯科医院 笠茂歯科医院 ~生体構造調律研究所~

住所 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-5-3
最寄り駅 JR中央線 千駄ヶ谷駅下車 徒歩5分
TEL 03-3355-3987
※「アットデンタルを見た」とお伝え下さい。
診療時間 ■平日
10:00~13:00/14:30~19:00
■休診日
土曜日・日曜日・祝日
HP http://www.kasamo.jp/
アットデンタルページ http://atdental.jp/clinic/1300002

笠茂享久先生

笠茂享久先生1956年北海道生まれ。歯学博士。
東京都渋谷区千駄ヶ谷の歯科医院笠茂歯科医院の院長・生体構造調律研究所所長。 日本大学歯学部研究科修了後、89年に開業する。
98年に生体構造調律研究所を創設。
著書に「歯医者さんが書いた歯とカラダの本」「歯がいのち!」がある。 全身と姿勢に対する噛み合わせの関係を、進化、発生、解剖、生理、運動学などにより基礎的な解説をし、臨床例を通して、その対処法について多数講演など活動しながら、患者さんが健康で快適な生活を送って頂けるようにと毎日診療所に立つ。

主な著書
歯医者さんが書いた「歯とカラダの本」 オークラ出版
「歯はいのち!」 文藝春秋
「歯はいのち!」の文庫版 文春文庫
テレビ出演
TBSテレビ ワンダフル 審美について
NHK 教育テレビ 「からだのちから」多数出演

はみこちゃんのブログ

ハミオ君歯科取材日記

Copyright© 2014 ATDENTAL All Rights Reserved.